【会員企業事例紹介】共創による地域PR 間口グループ × 守口市、泉南市、箕面市、柏原市

COMMON株式会社「企業会員制度」から広がる公民連携の可能性

地域課題の解決を民間の力で――。

COMMON株式会社が運営する「企業会員制度(コモンズメンバーシップ)」は、自治体と企業の間に立ち、両者の想いとニーズをマッチングする公民連携のプラットフォームです。

会員企業は、自治体との新たな出会いからビジネスチャンスを得るだけでなく、「地域に貢献する企業」としての信頼やブランド価値を高めることができます。

【事例紹介】間口グループ × 守口市、泉南市、箕面市、柏原市

マグチグループは、創業以来120年以上にわたり港湾運送を基盤とした物流企業として発展し、現在は食品物流、生活関連物流、EC、技術物流、農業関連事業など、多岐にわたるビジネスを手がける総合物流グループです。 

グループ公式ページはこちら
https://www.maguchi.co.jp

そのなかで、単に「モノを運ぶ」「モノを届ける」という物流サービスにとどまらず、社員やその家族、さらには取引先企業を含めた「暮らし・健康・生活の質(QOL)」を支える「生活・健康/ライフサポート」の取り組みに力を入れています。 

たとえば、間口では職域販売型のECサイト「ライフサポート・クローズドサイト」を運営し、ヘルスケア・環境衛生・ライフサポート商品を「安全・安心」「廉価」「会員制限定」の条件で提供する仕組みを整えています。 

さらに、マグチは「健康経営」を重視。オフィスにスタンディングテーブルやストレッチルームを導入したり、社員向けストレスチェックを実施するなど、社員一人ひとりの心身のWell-beingを追求。これらの取り組みが評価され、間口および関連会社は「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)」に選定されています。 

こうした企業姿勢があるからこそ、マグチは単なる物流企業を超え、「人々の暮らし・生活を支えるライフサポート企業」として認知されています。

ライフサポート・クローズドサイトの概要

サービスページはこちら
https://lifesupport-closed.maguchi.co.jp/

ライフサポート・クローズドサイトは、マグチ独自の会員制職域販売ECサイトであり、従来はマグチグループ内の福利厚生向けに展開されてきたものです。最近では、マグチの取引先企業やサプライヤーにもこの枠組みを広げ、企業の福利厚生として横展開しています。 

このサイトの強みは次のような点です:

  • ヘルスケア用品、環境・衛生用品、生活サポート用品などをラインアップし、働く人やその家族の日常生活や健康を支える商品を提供。 
  • 「会員制」「職域限定」「クローズド領域」での販売により、安心・安全で、かつ廉価に利用可能。 
  • 企業側にとっては、従業員への福利厚生として導入しやすく、生活支援を通じて従業員満足度や定着率、健康意識の向上を図ることが可能。

このように、ライフサポート・クローズドサイトは、マグチが掲げる「幸せを追求し続ける企業」というパーパスを、実際の福利厚生と生活支援という形で具現化したサービスと言えます。 

COMMONとの連携 ― 「地域産品のPR × 福利厚生プラットフォーム」の可能性

一方、COMMONは自治体と企業をつなぎ、「公民連携」や「地域プロモーション」を実現するオンラインプラットフォームを提供する企業です。 

たとえば、地域企業や観光協会、商工会など多様なステークホルダーを巻き込みながら、地域活性化のためのプロジェクトやイベント、産品のPR・販売などを支援しています。 

このCOMMONが持つ「地域ネットワーク」と、マグチが展開する「福利厚生型ライフサポートEC(クローズドサイト)」を組み合わせることで、新たな価値が創出できると期待されます。

具体的には――

  • 地域企業がつくる地域産品を、福利厚生の一環として従業員やその家族にPR・提供
  • 会員制の安心感ある流通チャネルで、都市部・企業の従業員層に地域産品を広く届ける機会を創出
  • 福祉・生活支援という「ライフサポート」の枠に、地域の食/産品という「地域の価値」を融合させることで、地域ブランドの認知拡大

つまり、「地域振興 × 社員の暮らし支援」という両面の目的を兼ねた、ハイブリッドな仕組みの構築が可能になります。

現状の導入状況― 守口市、泉南市、箕面市、柏原市でのマッチングと実装

実際にこの「COMMON × マグチ」の協業の枠組みは、複数自治体で導入・マッチングが進んでおり、地域振興と福利厚生の両立というコンセプトが具体化しています。

• 大阪市の一部自治体である守口市では、COMMONが主導する公民連携プログラムのなかで、マグチを活用した地域企業などとのマッチングが行われています。 

• また、泉南市や箕面市でも、地域産品等との連携が進んでおり、福利厚生プラットフォームを通じた地域産品のPRや販売の仕組みづくりが検討・実装されています。 

• 特に泉南市では、民間提案制度も用いながら、公民連携による取り組みとして、観光協会や商工会の企業も巻き込んだ地域産品流通・プロモーションが進行中とのことです。

このように、地域自治体、地域企業、そして福利厚生を必要とする企業・従業員を「つなぐ」ことで、新たな地産地消/地域振興の仕組みが生まれつつあります。

ライフサポート × 地域連携の意義 ― 従業員のQOLと地域活性化を同時に叶える

このような「間口グループ × COMMON × 自治体/地域企業」の取り組みには、以下のような大きな意義があります:

働く人々の暮らしを豊かにする:ライフサポートECを通じて、従業員とその家族に健康・生活関連商品を届けるだけでなく、地域産品など「地域らしさ」を感じる商品を届けることで、日々の暮らしに彩りと満足をもたらす。

地域ブランドの認知拡大と経済循環:都市部の企業・従業員を通じて地域産品を流通させることで、地域企業の販路拡大および地域経済の活性化につなげられる。

地域と企業との新しい“共創関係”の形成:従来の行政主導の流通・プロモーションでは難しかった「企業福祉 × 地域振興」のクロスオーバーを、民間連携で実現する。

持続可能な仕組みづくり:単発のイベントやキャンペーンではなく、福利厚生という継続的なプラットフォームを通じて、地域とのつながりを継続させることで、真に根付いた地域活性化モデルとなる可能性。

なぜ今、このモデルが注目されるか

現在、日本では少子高齢化や地方の人口減少、地域商業の衰退など、地域活性化に関する課題が増えています。一方で、企業の福利厚生や従業員のQOL向上への関心も高まっており、「働きやすさ」「生活の安心・安全」「健康経営」が注目を浴びています。

この両面のニーズがあるなかで、物流・ECのノウハウを持つマグチと、地域連携を促進するCOMMONとの協業は、地域の魅力を掘り起こしつつ、企業とそこで働く人々の暮らしを支える――まさに現在の社会課題と企業ニーズの交差点にあるモデルです。

特に、守口市、泉南市、箕面市といった自治体での実績があることから、今後他の地域でも横展開しやすい「再現性の高いスキーム」として期待できます。

地域と企業、人々の暮らしをつなぐ新たな“架け橋”として

マグチグループのライフサポート事業と、COMMONの公民連携プラットフォームとの連携は、一見別の目的に見える「福利厚生」と「地域振興」を、シームレスにつなぎ直す試みです。従業員の生活を豊かにするだけでなく、地域の産品や企業に光を当て、新たな販路や価値を創出する。その両者を同時に実現することで、企業と地域、そして人々の暮らしをつなぐ“架け橋”となります。

このような共創モデルは、これからの地域創生、企業の社会的責任(CSR)、そして個人の暮らしの豊かさを再定義する可能性を秘めています。今後、導入自治体や参加企業がさらに拡大し、この輪が広がることに大きな期待を寄せたいと思います。

間口ライフサポートサービスの紹介

出店企業や導入企業も募集しています。
出店や福利厚生として導入したい企業がありましたら、COMMONまでお知らせください。

サプライヤー及び出店企業様向け資料

【サプライヤー】福利厚生ECサイト案内チラシ20251118➁

導入企業様向け資料

【導入企業】福利厚生ECサイト案内チラシ20251118➁

COMMONのメンバーシップが選ばれる理由】

• 自治体課題を「企業の事業機会」に変えるマッチング支援

• 契約・協定に至るまでの実務を全面サポート

• 公共性の高い案件で企業の社会的価値を向上

• 全国の自治体・企業ネットワークを通じた新規開拓機会

【あなたの会社も、“地域と共に成長する企業”に】

企業が地域課題の解決に関わる時代。

COMMONのメンバーシップに参加することは、単なる営業機会の拡大ではなく、

「社会的意義とビジネスを両立する新しい企業価値の創出」そのものです。

■ 参加・連携のご案内

現在、COMMON株式会社では、

• 自治体とのマッチングを希望する企業様

• 公民連携の取り組みを進めたい自治体様

を募集しています。

会員登録やサポート企業としての参加を通じて、地域の課題解決に共に取り組むことができます。
会員企業への内容に関しては下記のページをご覧ください。

▶ お問い合わせ

地域をつなぎ、課題を解決する公民連携プラットフォーム

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