【柏原市経営者交流ウェルネスプログラム】
<レポート>プログラムレポート
概要
・日時:2024年5月21日(火)
・主催:COMMON株式会社、柏原市
・タイムスケジュール
⑴柏原市ウェルネスプログラム(自転車にて柏原市内を周遊)
⑵公民連携経営者企業交流プログラム
・目的:柏原市内を自転車で周遊し地域課題を共有しながら、公民連携の機会や柏原市との関係人口や交流人口の増加に繋げる。
柏原市(かしわらし)は、大阪府の南東部に位置し、市の中央部には大和川が流れ、生駒・葛城山系を背にした豊かな自然の残る都市。春には大和川「こいのぼりまつり」、夏には河内音頭の全国大会、秋には紅葉やブドウ狩り、冬にはユリカモメの舞う大和川など、四季折々の風景・風物が魅力です。人口は約7万5千人で、「市民が活き活きとし、にぎわいにあふれているまち柏原」をスローガンにまちづくりを推進。市を代表する産業としてはブドウ栽培があり、秋にはブドウ狩りを楽しむ観光客でにぎわいます。近年は、柏原地ワインの生産にも力を入れ、全国的に知名度も高まってきました。
今回の柏原市との公民連携事業において、テーマを柏原市職員の皆様と打ち合わせをさせていただいた際に「健康×観光×地域活性」で進めていこうというお話になりました。
柏原市は豊かな自然環境を強みとした街全体がスポーツパークという構想のもと、柏原市のふるさと納税でも良く選ばれる事の多い、e-bikeを活用したサイクルツーリズムを今後市の観光としても大きく出していくとのこと。
今回は健康を軸にしたサイクルツーリズムに加えて、地元企業との公民連携交流機会を地元企業のカタシモワイナリー様にて工場見学も踏まえた形で行いました。
今回、地域活性に興味がある企業や旅行会社、ヘルスケア関連事業者が企業として参加され、また堺市からも職員の方が参加されました。
今回をきっかけに、柏原市とはこのモデルから健康経営や市民向けの健康事業、防災ツーリズムなどにも発展させる形でプロジェクトを進めていくお話、また堺市の方も参加されることで広域的な自治体交流機会を作る形で取り組みができないかと話を進めています。
柏原市の小林様から、柏原市の進める公民連携の取り組みについてお話いただきました。参加者の中には柏原市に初めて来たという方が何人かいらっしゃいました。そんな中、柏原市の紹介や柏原市の魅力や課題に関しても触れられています。
自転車にて柏原市を周遊する中で、柏原市の歴史や文化に関するお話や柏原市としての魅力や課題などもお話いただきました。
柏原市としても大和川の河川空間のオープン化の取り組みを行なっており、柏原市庁舎前では様々な社会実験を行い地域の賑わいに向けて様々な取り組みが行われています。
*柏原市の大和川河川空間のオープン化についてはこちら
奈良県から大阪府へと流れる大和川。その府県境付近を「亀の瀬」といいます。
その「亀の瀬」の北側一帯は、これまでになんども地すべりをおこしてきました。原因は、数百万年前に「亀の瀬」の北にあった火山の噴火に伴う溶岩です。
亀の瀬の地すべり対策工事や、鉄道などインフラの歴史を学べる国土交通省の大和川河川事務所の施設となります。
今回のプログラムではその亀の瀬の施設もコースの中に含まれます。
近年、自然災害が多くその対策が急務となっています。その中でも、防災対策においても行政に頼った取り組みだけでは限界があるのも事実です。民間企業の力も取り入れて平時から防災に対しての意見交換や知識、技術の共有をする必要があります。
その為にも、地域の歴史や他地域の取り組みなどは公民どちらも知る必要があります。
今回の柏原市のプログラムでもサイクルツーリズムに観点だけでなく、防災研修のテーマとしても亀の瀬見学や資料室での意見交換も行いました。
今後は、企業や自治体の防災ツーリズムの造成も柏原市と行なって行きます。
今回の公民連携プログラムは2部制で、後半は柏原市地域の企業との経営者交流プログラムです。
場所は西日本最古のワイナリー「カタシモワイナリー」にて開催しました。
ランチにはワインの試飲やそれに合う様に作られた有名シェフによるランチボックスを提供いただき、身体にも良く食事をとりながら柏原市のワインの歴史についても学びます。
実際に、カタシモワイナリー様から柏原市のワインの歴史や工場見学など普段聞けないお話や、長い歴史の中で培われたワイン作りに対しての想いなどもお聞かせいただきました。
実際、柏原市ではファクトリズムなどの取り組みもされているそうです。
今回、参加された柏原市の事業者様は
- ぶどう農園の経営者
- 洋菓子店の店長
- 珈琲店のオーナー
などが参加されました。
自分たちの事業のPRはもちろんのこと、様々な今後の柏原市の取り組みや新たな観光ツアー造成に関しての意見交換などを行い、企業間同士のコラボレーションのお話や、今後も継続的に取り組みたい、他の柏原市の事業者も参加してもらえるようにしたいなど様々な意見交換が出来ました。
今回、柏原市の職員の皆様もたくさん参加いただき、様々な意見を出し合えたのが良かったかと思います。
やはり、大事なことは、まずは自治体と企業が対話を重ねながら将来まちづくりに対して同じビジョンを共有することだと思います。そんな機会をCOMMON株式会社では共有していきます。
その中で、域外の企業でも柏原市との関係人口を構築ができ継続的に来てもらったり、ビジネスとしての関わりを作るようにしています。
参加された柏原市内外の企業が自分ごと化して、守口市に関わる機会の構築が出来たかと思います。
関係人口、交流人口増加のためにも行った今回の企画ですが、もっと地域内の事業社も参加していただければよかったように思います。地域内外の事業社や自治体などが一緒に自分ごと化するような取り組みを続けていければと思います。
今後も様々な地域で公民連携プログラムを行います。
もし自分達の住んでいる町で行って欲しいという自治体様の要望がありましたら、ご連絡ください。