富山県と公民連携での防災の取り組みを行うにあたり、令和7年9月28日に富山県が行う総合防災訓練への参加の依頼を受け、災害支援でのキッチンカーの炊き出しシュミレーションを行いました。




〜災害時の地域連携モデルを富山で検証〜

令和7年9月28日(日)、富山県が実施した「令和7年度 富山県総合防災訓練」において、COMMON株式会社が事務局を務める一般社団法人地域活性化プロジェクト縁GINは、公民連携による災害支援体制の実証としてキッチンカーによる炊き出しシミュレーションを実施しました。
この取り組みは、行政・生活協同組合・民間事業者が一体となり、災害時に迅速に『食の支援』を届ける体制を確認することを目的としています。
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■ 富山県との連携による「動ける炊き出し拠点」



COMMON株式会社は、全国の自治体や企業とともに公民連携による防災減災の仕組みづくりを推進しており、今回の訓練では富山県より正式に参加依頼を受けて参画しました。
訓練当日は、災害発生直後を想定した食支援活動として、キッチンカーを活用し、現地での調理・提供を実践。食材は、富山県生活協同組合連合会との災害時連携協定に基づき調達され、自治体・企業・地域団体が連携する「公民連携モデル」として高く評価されました。
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■ 炊き出しの連携ポイント

今回の訓練では、単なる炊き出し体験に留まらず、実際の災害発生時を想定した下記のポイントを重点的に検証しました。
• 食材供給ルートの確認: 県内協定団体(富山県生協連)からの食材供給の流れを実地確認
• 現地オペレーションの実証: 移動式キッチンカーによる調理・提供体制を構築
• 自治体との情報共有: 県・市・企業間での連絡ルート、現場指揮系統の確認
• 地域住民との連携: 地域ボランティアや防災リーダーとの協働による提供サポート
この取り組みにより、「災害時にどこから・誰が・どうやって食を届けるのか」という実践的な課題に対して、明確な連携モデルが見える形となりました。
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■ 公民連携で広がる地域防災の可能性



COMMON株式会社では、富山県をはじめ全国各地で進む防災訓練や災害協定の場において、民間企業の機動力と自治体の防災体制を掛け合わせた「動くインフラ」の構築を進めています。
今後も、食・物流・通信・医療など多様な分野の事業者との連携を広げながら、“平時からの備え”と“有事の即応”をつなぐ公民連携モデルを実装していきます。
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■ ギャラリー












