<泉南市共催>11.25 泉南観光ビジョンミーティング開催レポート

― 地域課題をビジネスで解決する、共創の交流会 ―


泉南市観光協会が主催し、COMMON株式会社の協力のもと開催する「泉南観光ビジョンミーティング」は、泉南市の観光に関する未来の方向性やビジョンを共有し、地域内外の事業者、市役所、関係団体など多様なステークホルダーが一堂に会する意見交換・交流の場です。

■ はじめに

泉南市観光協会が主催し、COMMON株式会社が企画運営から実務まで伴走した

「泉南観光ビジョンミーティング」 が開催されました。

観光協会、市役所、地域企業、商工会、地域コミュニティ、市外企業など、

目標30名を大幅に上回る48名が参加。

地域の課題、未来への想い、そして「30年先の泉南の姿」について、

立場を越えて一緒に語り合う貴重な機会となりました。

本レポートは、自治体・観光協会・企業それぞれが

「うちでもやってみたい」「関わりたい」と感じられるよう、

今回の成果と価値をまとめています。

■ 背景と目的

泉南市をめぐっては、観光を前進させるために以下のような課題がありました。

● 自治体の課題

• 観光協会に予算は投じているが、より自立した運営モデルを実現したい

• 観光を“市の成長戦略”として加速させたい

● 観光協会の課題

人員不足・予算不足の中で企画を進めている

• 企業と一緒にコンテンツを作りたいが、共有機会が少ない

• せっかく作った商品も、販売の仕組みが不足

● 地域企業の課題

• 関わりたいが 収益につながるのか不安

• PRする場が足りない

• 市外企業とも自治体とも、つながる機会がほしい

▼ そこで今回のミーティングは

「30年先の泉南の観光ビジョンを、地域の全員で描く場」

として開催。

自治体・観光協会・地域企業・市外企業・市民団体を巻き込み、

泉南の課題と可能性を共有しながら、

“地域全体で観光をつくる文化”の第一歩を生み出すことを目的としました。

弊社の顧問でもある南紀白浜エアポートの森重様より、取り組んでいる白浜町の事例もう含め、なぜビジョンを共有する必要があるのかを話しいただきました。

■ 第1部:泉南観光ビジョンミーティング

(18:00〜19:30)

● 開会(観光協会・泉南市)

観光協会会長の片木様と泉南市成長戦略室の伊藤様からは、

「観光を成長産業にするために“共に創る仲間”が必要」

という力強いメッセージが発信されました。

● スピーカー①:泉南市観光協会

テーマ:泉南市観光協会のビジョン

• 泉南の資源を活かし、持続可能な観光をつくる
• 地域企業・団体と一緒に収益モデルを構築したい
• 観光を市の未来戦略に位置づけたい

観光協会を代表して、市議会議員でありながらも観光協会の事務局としても動かれている井上様。観光協会の明確な方向性が示され、参加者全体の空気が一気に前向きに。

● スピーカー②:泉南市内企業

テーマ:地域での取り組み事例とPR

地元企業からは、胡蝶蘭をとり扱っているねば~らんどの岡田様。

「観光は地域のビジネスにも直接つながる」ことを示す実例が共有され、

企業の積極参画が観光を押し上げることを再認識する時間に。

● グループワーク/意見交換

ここから会場の温度が一気に高まりました。

• 30年後の泉南はどうなっていたいか

• 観光で実現できる地域課題解決とは

• 観光協会・自治体・企業がどう連携すべきか

立場を越えて本音の意見が飛び交い、

普段は接点の少ないメンバー同士が対話する新しい文化が生まれました。

この瞬間こそ、今回の最大の価値と言えます。

■ 第2部:交流会(19:30〜21:00)

泉南市の“食”をテーマに、立場を越えて交流する時間。

万博にも出展した「泉南チャーハン」

• 地元食材を活かした特別メニュー

• 地域内で食材を仕入れ、地域に還元する仕組み

• 企画はフードプライド株式会社(万博連携)

この食の共創は、「観光は“食”から稼ぐ構造をつくれる」

という新しい戦略の実践例にもなりました。

■ 今回の取り組みが生んだ価値

◆① 多様なステークホルダーが一堂に集結

観光協会、自治体、企業、商工会、団体、市外企業まで集まり

48名の新たなネットワークが誕生。

◆② 地域内へ“お金を回す”構造をつくれた

地域食材購入、地元会場利用等により、

観光協会の自主財源モデルを実証。

◆③ 市外企業の関係人口を創出

その後につながる

• 企業版ふるさと納税

• 官民連携の民間提案制度

• ビジネス連携

などの“芽”が生まれた。

◆④ 観光協会にとって新しい収益モデルを提示

今回の取り組みは

「観光協会が自主財源を獲得しながら運営するモデル」

として、確かな成果を残しました。

■ COMMON株式会社の役割

COMMON株式会社は泉南市観光協会のアドバイザーとして、

企画設計、関係者調整、広報、当日運営まで 実務伴走

泉南での観光づくりを

「自治体・観光協会・企業・地域の共創モデル」

として形にする役割を担いました。

この伴走スタイルは、自治体・観光協会から多くの相談を頂く理由にもなっています。

■ 参加者の声(抜粋)

• 「普段会えない人と話せた。これが観光の第一歩だと感じた」

• 「企業としても一緒に仕掛けたいと思えた」

• 「観光協会がここまで動いていると知れてよかった」

• 「行政と企業がフラットに話せる場は貴重」

■ 今後について

泉南市観光協会とCOMMON株式会社は、

本ミーティングを 継続開催 していきます。

• 観光協会の自主財源確立

• 企業との共創プロジェクト実装

• 市外企業との新たな関係人口の創出

• 泉南版の新しい観光モデルの構築

泉南の未来をともに描きたい方は、次回ぜひご参加ください。

■ 最後に

今回のミーティングは、

「観光は地域全体でつくるもの」

という大きな気づきを生みました。

自治体にとっては、

観光協会が自立型で動けるモデルのヒントが手に入る場

観光協会にとっては、

地域企業を巻き込みながら収益を生み出す実践の場

企業にとっては、

地域との共創がビジネスにつながる出会いの場

泉南から始まったこの取り組みは、

他地域にも広がる可能性を秘めています。

お問い合わせ

今回のように同様な課題や自分の地域でもやってみたいという声があれば、下記のお問い合わせからご連絡ください。

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