~鉄道を舞台に、地域と高校生をつなぐ新しい交流の形~
2025年10月26日、JR和歌山線沿線の高校生を対象としたクイズ大会「JR和歌山線高校生クイズQUESTAR★」が開催されました。
主催は和歌山線活性化検討委員会。同委員会は、和歌山市・橋本市・紀の川市・岩出市・かつらぎ町・和歌山県・JR西日本和歌山支社が一体となり、地域振興の観点から和歌山線の活性化を進めるために設立された組織です。
今回、COMMON株式会社は事務局として、企画・運営全般のサポートを担当しました。

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開催趣旨

JR和歌山線は、沿線の人々の生活を支える大切な交通インフラでありながら、人口減少や通学ニーズの変化などによる利用減少が課題となっています。
その中で本イベントは、「鉄道を通じて地域を知り、好きになってもらう」ことを目的に企画されました。
高校生が自分たちのまちを舞台に学び、競い合い、交流することで、将来地域を担う世代が和歌山線に親しみと誇りを持つ――そんな機会を創出することを目指しています。
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5つの高校がチームで参戦!



大会には、沿線の5つの高校——紀北工業高校、紀北農芸高校、橋本高校、那賀高校、笠田高校——から選抜チームが参加。
各校3~5名のチームでエントリーし、「沿線地域」「鉄道」「一般常識」など多彩なテーマのクイズに挑みました。
司会進行は和歌山大学の学生ボランティアが担当し、若者同士の協力による運営もイベントの魅力のひとつとなりました。
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臨時列車での特別な移動体験






開会式と第1ステージは岩出地区公民館で実施。
その後、参加者は岩出駅から妙寺駅まで、特別運行の臨時列車に乗車し、鉄道の旅そのものを体験しました。
列車内では和歌山線にまつわるクイズや沿線紹介なども行われ、普段の通学とは違う特別な「学びの時間」となりました。
終着のかつらぎ町・アウトドアショップ「Orange」に到着後、第2ステージと閉会式が行われました。
高校生たちは学校の垣根を越えて交流を深め、仲間との絆を実感する一日となりました。
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同時開催「かつらぎマルシェ」で地域のにぎわいを創出












イベント終盤には、「Orange」を会場に地域マルシェも同時開催。
かつらぎ町の事業者を中心に、ジビエソーセージをはじめとする飲食ブースや、JRブース、地元の特産品販売などが立ち並び、多くの来場者で賑わいました。
高校生と地域住民、企業、行政が一体となって笑顔を交わす光景は、まさに「公民連携による地域活性化の縮図」となりました。
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参加者・関係者の声
「他校の生徒と協力して楽しめた」
「電車での移動が特別な思い出になった」
「地域のことをもっと知りたくなった」
参加した高校生からは満足の声が多く寄せられ、教育的・地域的にも意義のある取り組みとなりました。
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公民連携の新たなモデルとして
和歌山線の活性化には、鉄道会社だけでなく自治体・地域企業・学校が一緒になって取り組むことが欠かせません。
今回の「QUESTAR★」は、地域課題の共有と解決に向けた公民連携のモデルケースとして、他自治体や企業にとっても大きな示唆を与える取り組みとなりました。
COMMON株式会社は今後も、鉄道や地域資源を活かした「交流の場づくり」を通じて、持続可能な地域活性の実現を支援してまいります。
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📝 主催: JR和歌山線活性化検討委員会
(構成:和歌山市・橋本市・紀の川市・岩出市・かつらぎ町・和歌山県・JR西日本 和歌山支社)
💡 事務局運営: COMMON株式会社
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